(醸造元)キッコウトミ

愛知半田の地の繁栄にも深い関わりをもち、創業140年を優に超える老舗のキッコウトミ。味と品質本位、創業時から受け継ぐ木樽仕込みの豆みそとしょうゆに加え、洋食にも合う、新たなみそ・しょうゆの味づくりにも挑戦しています。話を伺ったのは社長の小栗さんです。
時代の波に後押しされ、
愛知県で初のしょうゆ製造をスタート。

地方財閥・中埜家の番頭を勤めていた創業者がみその醸造を始めたのは江戸時代の末期。1892年(明治25年)、二代目富次郎氏はしょうゆ醸造の本場である千葉県野田から技術者を招き入れて開業。愛知県で最初にしょうゆ製造業を手がけたといわれています。大豆の輸入拡大や武豊港の開港場指定など、この辺りでは酒に変わり、みそ・たまりづくりが盛んになりつつあったという時代背景にも後押しされて大いに発展。のちにキッコウトミとなりました。
キッコウトミの名の由来「亀甲」とは
亀の甲羅のこと。

「鶴は千年、亀は万年」といわれるように、亀は古から長寿吉兆の縁起の良いものとされてきました。[冨]は創業者である冨次郎氏の冨を表しています。写真はレトロ可愛いキャラクターの[トミー坊や]。実は現社長の幼い頃の姿がモチーフなのだそう。2021年夏、岩滑工場から運河沿いの現住所へと全事業を移転しました。
余計なものは加えない。
木樽に石を積み上げて醸す、冴えるうまさ。

北海道産の大豆と食塩のみでつくる豆みそや、人工的な酵素や温度は一切加えずじっくりと熟成させるたまりは素材のうまみとコクが最大限に引き出されるよう醸造。うまみの強いたまりと香りの良い濃口しょうゆ、双方の長所を併せもつ[蔵じまん]は地元で長く愛される定番のたまりです。創業当時から同じ木樽を使い続け、変わらぬ製法で仕込むのがキッコウトミの基本。ここでしかつくることのできない濃厚で芳醇な味です。
豆みそ・たまりのうまみをもっとお料理に。
調味料の未来、使い方の新提案。

「強いうまみをもっと生かしたい」と昔の製法は守りつつ、同時に新しいみそ・しょうゆの在り方を模索。全国からの商品開発依頼に応えるほか、洋食にもピタリと合うみそ調味料や風味豊かなたまりドレッシングなど新たなブランドの開発にも意欲的に乗り出し、最近では地元の食材とのコラボ商品も多数。「うまみの相乗効果で思わぬおいしさの発見がある」と小栗さん。まだまだ広がる新しい調味料への挑戦は尽きません。

キッコウトミ株式会社
愛知県半田市東雲町27-1
TEL.0569-21-3345
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¥378(税込)
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¥540(税込)
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¥648(税込)
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¥756(税込)
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¥756(税込)
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¥756(税込)
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